イタリアのアーティスト、パオロ・トロイロは白と黒の2色のみで2.5×2.5mのキャンバスに非常にリアルでまた迫力のあるモノクロの絵を描く。しかもこの細密な絵は筆を使わないで描かれている。なんと2本の指だけで描かれているのだ。

描かれるモチーフは男性の肉体美、ぶつかり合うパワーや破壊的な衝動のようなものに見える。飛び散っているのは汗や血にも見えるがエネルギーの可視化とでもいえそうだ。

なにかアイルランドの画家フランシス・ベーコンの描く絵にも通ずるものがあるような気がする。ベーコンは不安や精神的なものを描いたといわれているが、パオロ・トロイロはみなぎる力の衝動な爆発のように感じる。どちらにしろ魂の叫びとでもいえそうな内なるものの爆発を思わせる絵である。

それでは、白黒の2色、そして2本の指だけで描かれたリアルで力強い絵画をご紹介します。

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塗料を指先ではじいて、キャンパスに飛び散らせて描いていますね。物凄く動的な絵画ですよね。

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