海外のサイトに世界軍事力ランキングの記事があり少し興味がわいたもので、皆さんにもご紹介したいと思いました。
最近のニュースで、知日派として知られる米国のマイケル・グリーン元国家安全保障会議アジア上級部長がアジアの安全保障に対しアメリカは深く関与する方針を改め、日本が中心となって多国間同盟への転換していくことを目指している、との見識が話題になった。
バイデン大統領が親中派だというのは有名な話なので、中国に対する抑え込みを日本に押し付けたいと思ったとしても不思議ではないですね。
日本はアメリカの同盟国ですが、アジアの国の当事者なわけで、関係が悪化するのがわかり切ったうえでアメリカに追従するのか、というのが気になるところです。
実際、中国は日本の「潜在的な」軍事力は計り知れなく本来的にはランキング以上だと警鐘を鳴らしています。
潜在的とは、日本は自力で核兵器以外の兵器を開発でき、また潤沢な予算もあるのでその気にならればインドなどよりよほど脅威になるということを言いたいらしいです。
さて、グローバルファイヤーパワー(GFP)というサイトが50を超える要素を独自に分析し各国(140か国)の軍事力をランキングしています。
では早速、世界の軍事力ランキングトップ10を見てみましょう。
※軍事力指数の最高値は0.0000(不可能な数値)とのこと。
10位 ドイツ
- 軍事力指数:0.0639
- 総人口:142,122,776人
- 総軍人:3,586,128
- 航空機の強度:4,078
- 戦闘機:869
- 戦闘戦車:21,932
- 海軍の総資産:352; 1隻の空母が無期限に使用停止
- 国防予算:440億ドル
9位 トルコ
- 軍事力指数:0.2089
- 総人口:81,257,239人
- 総軍人:735,000
- 航空機の強度:1,067
- 戦闘機:207
- 戦闘戦車:3,200
- 海軍の総資産:194
- 国防予算:86億ドル
8位 イギリス
- 軍事力指数:0.1797
- 総人口:65,105,246
- 総軍人:233,000
- 航空機の強度:811
- 戦闘機:129
- 戦闘戦車:331
- 海軍の総資産:76; 1隻の空母
- 国防予算:475億ドル
7位 フランス
- 軍事力指数:0.1584
- 総人口:67,364,357人
- 総軍人:388,635
- 航空機の強度:1,248
- 戦闘機:273
- 戦闘戦車:406
- 海軍の総資産:118; 4隻の空母
- 国防予算:405億ドル
6位 韓国
- 軍事力指数:0.1761
- 総人口:51,418,097人
- 総軍人:5,827,150
- 航空機の強度:1,614
- 戦闘機:406
- 戦闘戦車:2,654
- 海軍の総資産:166; 1隻の空母
- 国防予算:383億ドル
5位 日本
- 軍事力指数:0.1707
- 総人口:126,128,156
- 総軍人:303,157
- 航空機の強度:1,572
- 戦闘機:297
- 戦闘戦車:1,004
- 海軍の総資産:131; 4隻の空母
- 国防予算:470億ドル
4位 インド
- 軍事力指数:0.1065
- 総人口:1,296,834,042
- 総軍人:3,462,500
- 航空機の強度:2,082
- 戦闘機:520
- 戦闘戦車:4,184
- 海軍の総資産:295; 1隻の空母
- 国防予算:552億ドル
3位 中国
- 軍事力指数:0.0673
- 総人口:1,384,688,986
- 総軍人:2,693,000
- 航空機の強度:3,187
- 戦闘機:1,222
- 戦闘戦車:13,050
- 海軍の総資産:714; 1隻の空母
- 国防予算:2240億ドル
2位 ロシア
- 軍事力指数:0.0639
- 総人口:142,122,776人
- 総軍人:3,586,128
- 航空機の強度:4,078
- 戦闘機:869
- 戦闘戦車:21,932
- 海軍の総資産:352; 1隻の空母が無期限に使用停止
- 国防予算:440億ドル
1位 アメリカ
- 軍事力指数:0.0615
- 総人口:329,256,465人
- 総軍人:2,141,900
- 航空機:13,398
- 戦闘機:2,362
- 戦闘戦車:6,287
- 海軍の総資産:415; 24隻の空母
- 国防予算:7160億ドル
日本の軍事力は5位との評価でした。1位から3位は予想できましたね。
日本としては自衛隊は軍隊ではないとの認識を保持しているのに、各国からの常識では自衛隊は明確に軍隊だと評価されているというのがわかりますよね。しかも軍事力が5位なのに軍隊じゃないでは、まかり通るわけがないということでしょう。
こういったまやかしは、やはり国としての信頼低下にもつながりますので、国民がしっかり納得した上での憲法改正は必要だと思いますね。
※上記は2019年の順位でした、すみません。
今日再度確認してみたら、
9位ブラジル、10位パキスタン、11位トルコ、12位イタリア、13位エジプト、14位イラン
ドイツは15位でした。また、アメリカが日本にインドとともに軍事同名相手国として期待しているオーストラリアは19位でした。
2年間でこれだけ変わってくるということがわかり、まあ怪我の功名ということでひとつ。
以下、50の要素
■総人口
軍事要員/兵役に適した人口/毎年軍事年齢に達する人口/ 現役の要員/ 予備役/ 準軍組織
■装置
航空機の艦隊の強さ/ 戦闘機・迎撃機の強さ/攻撃機の強さ /練習機の強さ /給油機の強度/ 特別ミッション機の強度/ タンカー艦隊の強度/ ヘリコプター艦隊の強度/ 攻撃ヘリコプターの強度/ 戦車の強度/ 装甲戦闘車両/ 自走砲 /曳航砲/ ロケットプロジェクター/ 海軍艦隊の強さ/ 航空母艦/ ヘリ空母/ 潜水艦 /駆逐艦/ フリゲート艦/ コルベット/ 沿岸巡視艇/ 地雷戦クラフト/
■財政
防衛予算 /対外債務 /購買力平価(PPP)/ 外貨準備金と金/
■ロジスティクス
空港 /労働力の強さ/ 主要な港とターミナル/ 商船の強さ /鉄道のカバレッジ/ 車道カバレッジ/
天然資源 /石油生産/ 石油消費 /実証済みの石油埋蔵量/
■地理
総正方形土地面積/ 海岸線の網羅率/ 国境網羅率 /水路網羅率
〇参考サイト
ttps://www.wonderslist.com/10-most-powerful-militaries/