今回はスイスの私鉄レーティッシュ鉄道が運行する『アルブラ線・ベルニナ線』のご紹介です。この鉄道は周辺の景観とともに世界遺産登録されているめずらしい鉄道です。
スイスアルプスを北から南に縦断する景観が見事な鉄道なので、自然遺産に登録されたのだろうと思ったら、そうではなく、20世紀初頭における技術的到達の優れた例証などとして鉄道自体が文化遺産として2008年に登録されたのでした。
鉄道が世界遺産っていうのは意外でしたが他にもオーストリアのゼメリング鉄道、インドの山岳鉄道群という2つがあるようです。いずれも山岳部を走る鉄道で、100年以上前に建築された鉄道であり、歴史的に重要な建築様式、技術力を例証するものとして世界遺産に登録されているんですね。
100年以上前、当時やはり鉄道というのは画期的で重要な発明だったと思いますが、山岳部まで走ってしまうというのは壮観だったでしょう。当時のさまざまな技術が集結されて建設にあたっていたようです。鉄の重い列車が鉄のレールの上を走り急勾配を駆け上がっていくというのはどれだけすごいことか。
アルブラ線・ベルニナ線はラック式という歯車タイプのレールに頼らず通常タイプの鉄道で最高70‰という急勾配を走行する。これは箱根登山鉄道の見本となったようです。オープンループ(螺旋階段的なこと)やヘアピンカーブを多用することでラック式などではない通常の鉄道が山岳地帯を長距離にわたって走行するわけで、景観もそれは見事というほかない。
それではレーティッシュ鉄道が運行する『アルブラ線・ベルニナ線』(世界遺産)の画像集です、どうぞ。
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