世界にはなんともメルヘンチックな街が存在するのだ。街中が単一の色に染まる。しかもブルーピンクというのだから素敵すぎる。

街中が青く染まった街はモロッコの『シャウエン』という街

街中がピンク色に染まった街はインドの『ジャイプル』という街

もちろんどちらの街もそうなった過程には理由がある。それは後にご紹介します。ひょんなことからカラフルになってしまった街はどちらも人気の観光地となっています。

ブルーの街とピンクの街、あなたならどちらに行ってみたいですか?

まずはブルーの街、モロッコの『シャウエン』から

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モロッコは北アフリカにある国で、ヨーロッパはまさに目と鼻の先、スペインとの海峡は14~5kmしかありません。昔からヨーロッパとかかわりの深い国で今でもヨーロッパ人観光客が良く訪れる国です。映画で有名な『カサブランカ』の街がある国ですね。

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さて、そんなモロッコにあるシャウエンの街は1930年代にそこに暮らしていたユダヤ人によって青く染められたようです。青はユダヤ教の神聖な色であるためだとのこと。

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その後ここに住んでいたユダヤ人は、1947年のイスラエル建国と同時にシャウエンの街を去りますが、そのころの習慣は元から住むイスラム教徒のベルベル人たちが引き継いでいるようです。

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特に観光する場所などはない小さな街ですが、このブルーの街並みが人気で観光客がたくさん訪れるようです。この青い街並みを歩くだけでもたしかに来る価値があるように思えますよね。

 

 さぁ、続いてはピンク色の街、インドの『ジャイプル』

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インド一の都市、デリーの南西260kmに位置する街で、ラージャスターン州の州都がここジャイプル(ジャイプール)。

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さて、なぜこの街がこんなかわいらしい桃色に染められることになったのか?インドは当時イギリスが統治する国だった。時のイギリス王、ヴィクトリア女王の息子アルバート王子がこの地をを訪れることになった。1876年のことである・・・

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アルバート王子はピンク色が好き(スケベだったのか?笑)だということが街に伝わり、街中をピンク色に塗りあげることになったのである。なんとも単純な理由であった。

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そしてアルバート王子はこのピンク色の街でマハラジャ一家の歓待を受けたようです。その後もそのピンク色の街の伝統は受け継がれたのだそう。

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メルヘンチックなピンク色の街。エキゾチックでもありますよね。1枚目の画像の『ハワー・マハル(風邪の宮殿)』は人気の観光スポットです。

いかがでしたでしょうか?青く染まる街シャウエン、桃色に染まる街ジャイプル。あなたはどちらに行きたいですか?   ・・・・・・そりゃ両方ですよね(笑)