世界には教育が受けられない子供たちが6000万人以上いるといわれています。いろいろな理由があるでしょう。そもそも学校がないということも多いにありえます。

世界には学校に行くための様々な障害があるのだろう。

経済的な問題、家庭環境の問題、政治的、宗教的な問題など想像できるが、しかし次のような障害があるとは思ってもみなかった

それは学校へ通う道のり、その自然の険しさという障害である。想像したこともなかったので衝撃的だった。私たちのイメージする登下校とは楽しいもののはずだっだ。

それでは、世界の険しすぎる登下校の様子を見ていきましょう。

 

■中国 新疆ウイグル自治区 タシュクルガン・タジク自治県の皮里村

寄宿学校の児童たちは学校の期間が終わると200kmの旅に出ることとなる。断崖を這い、4つの橋を渡り、凍結した川を掻き分けて2日かけて家路につきます。

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■中国 南西部の貴州省

学校に到達するため狭い山道に沿って歩く。

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■インドネシア ジャカルタから130kmの村

大雨で崩壊した橋にしがみついて渡る子供たち。なんて頼もしいのだろう。

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その後インドネシア最大の鉄鋼会社といくつかのNGOによって新しい橋がかけられた。よかった。

Students walk across a new bridge on their way to school at Sanghiang Tanjung village in Lebak regency

 

 ■インドネシア スマトラ島 バトゥバスク村

2年前の大雨による鉄砲水で崩壊した橋。学校を休むことを選ばず、20人の意志の強い子供たちは危険を冒すことを選んだのだという。

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■インドネシア ジャワ島 サロ村

これは決して人が渡るための橋ではありません。水を向こう岸に渡すための水路なのですが、学校への近道であるため、恐れ知らずの子供たちが自転車で渡っていくのです。

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■コロンビアのある村

勇敢な女の子(デージー)が5歳の弟を袋に入れて800mのケーブルを60秒間で渡りきります。このケーブルはいろいろなもの、とうもろこしなどの穀物やウシさえ運びます。事故は耐えないようです。こんな危ないことを学校に通うために繰り返すのでした。

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■フィリピン リサール州

バスや橋はありません。子供たちは公立学校に通うため、タイヤチューブで川を渡ります。大雨の日は学校へはいけないのです。橋の建設を役所に依頼していますが、いまだ設置されていません。

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■ベトナム ホーチミン ホア地区

大きなビニール袋に服と勉強道具を入れて毎日川を2回泳いで登校しなければならない。経済状況が非常に悪い村では橋を立てる予算が足りないのです。

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 ■ネパール

ネパールでは非常に有名なワイヤーブリッジ。34のワイヤーブリッジが慈善団体によって設置された。子供も大人も事故なく320万回の使用に耐えているようだ。

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■イスラエル

エルサレムの難民キャンプ。イスラエル軍とパレスチナ軍の戦闘にまるで関心をしめさず少女が学校へ向かって歩いている。地面には投石がちらばっている。

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子供たちが非常に勇敢であるということが共通していますね。楽しい登下校ができるようになれば良いのですが。

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