今回はかぼちゃを使ったリアルな彫刻をご紹介します。作者はレイ・ヴィラファーネ(Ray Villafane)さんというミシガン州の彫刻家。彼は特にかぼちゃを素材にした彫刻の専門家ではなく普段は砂を使った作品を作っているようですが、ハロウィンの季節になるとかぼちゃの作品を作るようです。

そう、かぼちゃといえばハロウィンを思い出しますよね。まてまて、っていうかハロウィンってだいたいなんなの?彫刻よりそっちのほうが気になってきてしまった(失礼)ので調べてみました。後述するのでひとまずかぼちゃの彫刻(スカルプチャー)を先に見てみましょう。

それでは、かぼちゃを素材にしたリアルでちょっと怖い彫刻の画像集です、どうぞ。

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子供たち泣いちゃうでしょ!?大丈夫?と心配になりますね(笑)

さてさて、ハロウィンって何?ということでしたが、クリスマスみたいな西欧の文化で祝い事だろうなということは予想できますよね。というとやっぱりキリスト教関連だろうと。でもキリスト教とは本来関係ないみたいです。もとはアイルランドやスコットランド(ケルト人)の伝統的な文化だとのこと。ケルト人はキリスト教に改宗する以前は日本みたいな多神教(自然崇拝)の宗教を持っていて、ケルト人にとっての1年の終わりの日-10月31日に魔よけの焚き火を焚く慣わしがあったようです。

だから一神教のキリスト教とは相容れない文化であるはずなのでした。がしかし、たまたまキリスト教の諸聖人の日(11月1日)という祝日があって、その前夜祭と勘違いしたのか、アメリカで盛り上がっちゃったみたいなのです。Halloweenという名前も「All Hallows(諸聖人の日)のeve(前夜)という意味で、キリスト教がらみのお祭りみたくなってますが、本来はケルト人の土着の宗教から始まってることなので、異端の宗教を祝っちゃってるというやばい事態なのでした。

しかも諸聖人の日というのはカトリックの祝日なのですが、ハロウィンをやってる国々はプロテスタントの国が大半だというわけのわからなさ。実際カトリックの国は翌日の諸聖人の日が大事な日なのでハロウィンの日は普及していない。もちろんプロテスタントの教会の方たちだってケルト人の異教の文化(ハロウィン)をキリスト教的ではないとみなしているので、ハロウィンって本当にただただ大衆的なイベントなんですね。だから、日本で盛り上がってるのもアメリカのと変わらないので、クリスマスよりはアリな話なんですよ(笑)。

ちなみに、ハロウィンの象徴的なアイテム、ジャックランタンは本家のアイルランドやスコットランドではかぼちゃのランタンではなくカブのランタンだそうです。

かぼちゃついでに、かぼちゃは英語でパンプキンだと思っていましたが、パンプキンは皮が黄色い(ペポ種)やつのことでそれ以外のかぼちゃはsquash (スクウォッシュ)というようです。

さらにかぼちゃついでに。かぼちゃを日本に伝えたのはポルトガル人ですが、カンボジアから持ってきたので「カンボジア」がなまって「カボチャ」と呼ばれるようになったとのことです。

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