今回は自由シリア軍の手作り兵器が撮影されたという話題です。

自由シリア軍とは2011年から続くシリア政府と反政府軍によるシリア内戦において、反政府軍の中心となっている組織である。自由シリア軍はシリア軍から離反した兵によって組織されたのだが、当初は穏健な組織といわれていた。しかし現在はまったくそんなことはない過激派であるということが戦場ジャーナリストの活躍(あるいは誘拐の事実)によって露呈されている。

また、自由シリア軍は世界の報道において政府の弾圧に立ち上がった、いわば正義の軍として紹介されることが多かった。反米のシリア政府は悪だという構図である。現政府を打倒して、操りやすい親米政府を樹立したい欧米諸国は偏った報道をしていると現在は見られている。

自由シリア軍側からの報道が多かったのはそのためで、今回の画像もその一つかもしれない。手作りの兵器で政府の強力な軍と戦っているという・・・。ジャーナリストに写真を撮らせる理由とは、世界の同情をかうため以外には考えられない。そして米軍あるいは国連軍の応援を得るためである。

趨勢において不利となるような証拠写真や映像をジャーナリストに撮られそうものなら、直ちに誘拐が行われるという。実際シリアでのジャーナリストの誘拐は2012年の7月以来、少なくとも40人以上にのぼっているという。犯人は政府軍、反政府軍の両方である。

近頃、自由シリア軍に対してかつて盟友であったアルカイダ系のグループが戦闘行動開始を宣言した。混沌とした中東情勢を世界へ「正確に」伝えるジャーナリストの役割はますます大きなものになっているといえるでしょう。ただそれは物凄い危険をはらんでいるのです。

それでは本題に戻って、自由シリア軍の手作りの武器画像集を見てみましょう、どうぞ。

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戦場におけるジャーナリストの生死をかけた活躍を描く映画「5days」は、グルジア政府と南オセチアの内戦、そしてロシア軍の介入を描いていました。ジャーナリストの役割というものがいかに重要か、そしていかに危険かということがわかる映画です。ただその映画もグルジア政府の協力のもとに作られており、中立的ではないとも言われています。

中立性はジャーナリストの条件だと思います。しかし現地で何らかの協力がないとジャーナリストの活動自体ができないという葛藤がありますよね。戦場ジャーナリストとはこれ以上ないというほどに大変なことなのだと思います。

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