今回の話題は「アメリカにあるオタクやマニアが集まる場所」の10選です。

オタクという単語はすでに世界的な言葉になっていてそのままで意味が通じる場合が多いようですが、英語としては「ギークgeek」「ナードnerd」といわれているようだ。多少違いはあるだろうが、専門知識にめっぽう強いがジミ目で社交性が弱い人たちという意味合いで使われるのだと思う。

わりと悪口として発することの多かった言葉であろうが、今や状況が一変しているという。誰もが感ずいていることと思うが、細分化、複雑化が驚異的に進んだ現代社会において、オタクやマニアたちがあらゆる分野をリードしているのは自明のことであろう。

 それでは、アメリカ人のオタクやマニアたちが集う10のスポットをご紹介します、どうぞ。

 

■コンピューター歴史博物館 カリフォルニア州マウンテンビュー

コンピューターに関する世界最大級のコレクションを有している。Cray-1スーパーコンピュータ、Cray-2、Cray-3、Cray-4のパーツ、ユタティーポット、Neiman Marcusの1969年のキッチンコンピュータ、Hewitt Craneの磁気論理回路のみからなるコンピュータ、Apple I、カスタマイズされたWebサーバが搭載されたGoogleの初期のサーバーラックなどが展示されている。コンピューターオタクたちの聖地である。

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■EMP博物館(Experience Music Project) ワシントン州シアトル

シアトルといえば、ニルバーナをはじめとしたグランジ発祥の地。その他ジミー・ヘンドリックスなどアメリカのロックやポップスのミュージックシーンの重鎮たちを数多く生んできた街である。そういったシアトルのミュージックシーンのすべてを凝縮して堪能できるのがEPM博物館である。音楽マニアの聖地といえよう。

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■ファンスポット ニューハンプシャー州ラコニア

世界最大級のビデオゲーム、レトロアーケードゲームのコレクションを有している。世界初のアーケードゲーム機、「コンピュータースペース‐Computer Space」など70年代から90年代のゲームが筐体とともに保存されている。そして実際にプレイすることが出来るのがすごい。これほど大規模にアーケードゲームを稼動させているところは世界に無いという。

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■国際UFO博物館 ニューメキシコ州ロズウェル

ロズウェルといえば、1947年UFOが墜落し米軍によって回収されたいうロズウェル事件で一躍有名になった町である。それ以来、ロズウェルという町はUFO一色になったといっても過言ではないだろう。そしてこの国際UFO博物館も世界的に有名なスポットとなっている。まさにUFOマニアの聖地だ。

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■ケネディー宇宙センター フロリダ州ブレバード

NASAの宇宙船(スペースシャトル)発射場及び打ち上げ管制施設である。一般に公開されている箇所があり公開ツアーなどにより観光客に人気のスポットとなっている。宇宙関連マニアはよだれが出そうなスポットであろう。

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■キットピーク国立天文台 アリゾナ州クウィンラン山

世界最大の太陽観測望遠鏡のMcMath-Pierce太陽望遠鏡、4mのマイヨール望遠鏡、3.5mのWIYN望遠鏡をはじめ多くの望遠鏡を有している。天体観測マニアの聖地の一つであろう。

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■ミッドタウンコミックス ニューヨーク マンハッタン

世界最大のアメリカンコミック販売店。広大な面積に膨大なアメリカンコミックとグッズが並べられている。さらには日本の漫画も膨大に取り揃えられているのがすごい。アメリカンコミックの作者のサイン会などもたびたび行われている。アメリカのオタクの聖地といえよう。

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■シカゴ科学産業博物館 イリノイ州シカゴ

科学や産業に関する多種多様な歴史的展示物を取り揃えた博物館。Uボートをはじめとした兵器関連、高速列車パイオニア・ゼファーなど鉄道関連、アポロ8号など宇宙船関連、その他、航空機など。乗り物、工学マニアが泣いて喜びそうな博物館である。

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■ストロング・ナショナル・ミュージアム・オブ・プレイ

子供のための子供が遊ぶための博物館。膨大なオモチャがそろえられており実際に遊ぶことが出来る。まさに子供の楽園。また、日本の家庭用ゲーム機(レトロ)の完全なるコレクションを有しているという。7000タイトル以上のゲームソフト、ファミコン、メガドライブ、ニンンテンドウ64など18種類のハードをそろえている。コンシューマーゲームマニアの聖地でもある。

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■テック・イノベーション博物館 カリフォルニア州サンノゼ市

IT、ハイテク産業があつまるシリコンバレー、その技術と頭脳のすべてが凝集した博物館である。電子工学、宇宙探検、ハイテク自転車、ロボット、原料そしてバイオテクノロジーの6つのエリアにわかれさまざまな展示がされている。最先端のテクノロジーに一度に触れることが出来る。ハイテクマニアの聖地であろう。

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